医薬品東証プライム証券コード 4568

第一三共の業績・歴史・IR要約

DAIICHI SANKYO COMPANY, LIMITED ・ 証券コード 4568 ・ 確認日 2026/10/31

抗体薬物複合体(ADC)のエンハーツを擁し、がん領域へ大きく舵を切る大手製薬会社

3行でわかる第一三共

  1. 2026年3月期の連結売上収益は2兆1,230億円(前期比12.6%増)、営業利益は2,580億円(同22.3%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は2,797億円(同5.4%減)。会社定義のCore営業利益は3,889億円(同24.3%増)だった(2026年3月期決算短信・訂正版)。
  2. 事業ユニット別ではオンコロジー事業が6,088億円、日本事業が4,858億円、ヘルスケア事業が907億円。地域別では米国が7,494億円と最大で、海外売上比率は約72.7%(決算短信から算出)。
  3. 連結従業員数は20,171人、子会社は43社(2026年3月31日現在、有価証券報告書)。提出会社(単体)の平均年間給与は10,976,771円(約1,098万円)。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 連結売上収益2兆1,230億円(前期比12.6%増)、営業利益2,580億円(同22.3%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益2,797億円(同5.4%減)。会社定義のCore営業利益は3,889億円(同24.3%増)(訂正後の決算短信)
  • 事業ユニット別の売上収益はオンコロジー事業6,088億円、日本事業4,858億円、ヘルスケア事業907億円(決算短信)
  • 地域別売上収益は米国7,494億円、日本5,801億円、欧州4,974億円、その他2,962億円で、海外比率は約72.7%(決算短信から算出)
  • 2027年3月期の業績予想は売上収益2兆2,800億円、営業利益3,150億円、親会社の所有者に帰属する当期利益2,600億円。年間配当は78円(配当性向51.6%)、翌期は100円への増配を予想

出典: 第一三共 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(2026年5月11日公表、販売費及び一般管理費の集計誤りに伴い2026年7月31日に訂正版を公表) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る第一三共

連結売上収益2兆1,230億円2026年3月期
営業利益2,580億円2026年3月期
当期利益2,797億円2026年3月期
平均年収1,098万円2026年3月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢45歳2026年3月期(提出会社単体)
平均勤続年数19.9年2026年3月期(提出会社単体)
従業員数(連結)20,171人連結従業員数(2026年3月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

収益性と健全性(2026年3月期)
営業利益率12.2%
ROE16.9%
自己資本比率42.1%

バーの長さは100%に対する割合です。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2026年3月期)
有利子負債(連結財政状態計算書の社債及び借入金(流動404百万円+非流動300,077百万円)の合計。リース負債は含まない)3,005億円
現金及び現金同等物4,498億円

有利子負債の算入範囲: 連結財政状態計算書の社債及び借入金(流動404百万円+非流動300,077百万円)の合計。リース負債は含まない。

実質無借金: 有利子負債が現金及び現金同等物を下回っています(このサイトの判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物)

総資産3兆9,963億円2026年3月期
自己資本1兆6,840億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)78円2026年3月期
配当性向51.6%2026年3月期

業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)

連結売上収益:実績と通期予想
実績(2026年3月期)2兆1,230億円
予想(2027年3月期)2兆2,800億円

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)2兆2,800億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)3,150億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)2,600億円2027年3月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価2,754円2026-10-30時点
PER20倍2026-10-30時点
時価総額5兆1,304億円2026-10-30時点
配当利回り3.63%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: 株探(kabutan.jp))。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 2005

    三共株式会社と第一製薬株式会社の株式移転により当社設立、東京証券取引所第一部に株式を上場(有価証券報告書・沿革)

  2. 2007

    当社が三共株式会社及び第一製薬株式会社を吸収合併(有価証券報告書・沿革)

  3. 2008

    ランバクシー・ラボラトリーズLtd.の株式取得により同社グループを子会社化(有価証券報告書・沿革)

  4. 2011

    プレキシコンInc.の株式取得により同社を子会社化(有価証券報告書・沿革)

  5. 2015

    ランバクシー・ラボラトリーズLtd.がサン・ファーマシューティカル・インダストリーズLtd.に吸収合併されたことにより、同社グループを連結の範囲から除外(有価証券報告書・沿革)

  6. 2022

    東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場に移行(有価証券報告書・沿革)

  7. 2025

    第一三共プロファーマ株式会社及び第一三共ケミカルファーマ株式会社を吸収合併(有価証券報告書・沿革)

事業とシェア

オンコロジー事業

がん領域の事業ユニット。抗体薬物複合体エンハーツ、ダトロウェイ等を展開する(決算短信・有価証券報告書)。なお当社は医薬品事業の単一セグメントで、以下は決算短信が開示する事業ユニット別の内訳

規模・シェアなど
2026年3月期 売上収益6,088億円(連結売上収益の28.7%、決算短信の数値から算出)

日本事業

国内の医療用医薬品事業ユニット(決算短信)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上収益4,858億円(連結売上収益の22.9%、決算短信の数値から算出)

ヘルスケア事業

一般用医薬品(OTC)等の事業ユニット。第一三共ヘルスケア株式会社が担う(決算短信・有価証券報告書)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上収益907億円(連結売上収益の4.3%、決算短信の数値から算出)

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

子会社・関連会社(連結子会社など 43社)

  • 第一三共ヘルスケア株式会社
  • 第一三共バイオテック株式会社
  • 第一三共 Inc.
  • 第一三共ヨーロッパGmbH
  • アメリカン・リージェント Inc.
  • 第一三共U.S.ホールディングス Inc.

出典: 有価証券報告書(2026年3月期)関係会社の状況。主要な子会社のみ抜粋しています。

海外展開

2026年3月期の地域別売上収益は米国7,494億円、欧州4,974億円、日本5,801億円、その他2,962億円で、海外売上比率は約72.7%(決算短信・訂正版の地域別情報から算出)

出典: 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)訂正版の地域別情報

今後の計画 — 第6期中期経営計画

2026年度〜2030年度
  • 2030年度に売上収益3兆円以上、営業利益6,000億円以上、EPS260円以上を目指す
  • 2030年度にがん領域の売上収益2兆3,000億円以上
  • 2035年にがん領域でグローバルトップ5企業となること(Be a Global Top 5 Oncology Company by 2035)
  • 調整後DOE10.0%以上を配当水準の指標とする

出典: 有価証券報告書(2026年3月期)経営方針等。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。

特徴

  • 2005年9月に三共と第一製薬の株式移転で発足した共同持株会社が起源で、2007年4月に両社を吸収合併した(有価証券報告書・沿革)
  • 第6期中期経営計画(2026〜2030年度)で2030年度に売上収益3兆円以上・営業利益6,000億円以上を目標に掲げ、2035年にがん領域でグローバルトップ5を目指す(有価証券報告書)
  • 2026年3月期に自己株式の取得(4,720万株、1,505億円)を実施した(決算短信)
  • 連結従業員数20,171人、子会社43社(2026年3月31日現在、有価証券報告書)

失敗と教訓

インドのランバクシー買収とその後の連結除外

2008年11月にインドの後発医薬品大手ランバクシー・ラボラトリーズLtd.の株式を取得して同社グループを子会社化したが、2015年3月に同社がサン・ファーマシューティカル・インダストリーズLtd.に吸収合併されたことにより、同社グループは連結の範囲から除外された(有価証券報告書・沿革)。

読み方: 大型の海外後発品事業の買収が、数年で合併に伴いグループを離れる結果となった事例。

出典: 第一三共 有価証券報告書(2026年3月期)沿革 (2026/10/31確認)

ライバル企業 — 医薬品の掲載企業

同じ業界カテゴリ(医薬品)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業連結売上収益営業利益率ROE平均年収
第一三共東証プライム2兆1,230億円12.2%16.9%1,098万円
アステラス製薬東証プライム2兆1,392億円17.9%17.4%1,132万円
中外製薬東証プライム1兆2,579億円47.6%22.1%1,351万円
エーザイ東証プライム8,254億円5.3%4.4%1,123万円
大塚ホールディングス東証プライム2兆4,689億円19.4%12.6%1,000万円
武田薬品工業東証プライム4兆5,057億円0.1%-2.1%1,145万円

よくある質問

第一三共の平均年収はいくらですか?

2026年3月期の有価証券報告書では、提出会社(単体)の平均年間給与は10,976,771円(約1,098万円)です。平均年齢45.0歳、平均勤続年数19.9年、単体従業員数8,009人と記載されています。

第一三共の売上高と利益は?

2026年3月期の連結売上収益は2兆1,230億円(前期比12.6%増)、営業利益は2,580億円(同22.3%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は2,797億円です。会社定義のCore営業利益は3,889億円でした(決算短信・訂正版)。

第一三共の従業員数は何人ですか?

連結従業員数は20,171人です(2026年3月31日現在、有価証券報告書)。子会社は43社あります。

第一三共のROE(自己資本利益率)は?

2026年3月期のROEは16.9%です(出典: 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(JPX開示))。

第一三共の自己資本比率は?

2026年3月期の自己資本比率は42.1%です(出典: 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(JPX開示))。

第一三共は実質無借金ですか?

2026年3月期の有利子負債は3,005億円、現金及び現金同等物は4,498億円で、有利子負債が現金を下回るため、このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にあたります(出典: 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(JPX開示))。

出典・確認日(4件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。