医薬品東証プライム証券コード 4519

中外製薬の業績・歴史・IR要約

CHUGAI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ・ 証券コード 4519 ・ 確認日 2026/10/31

スイスのロシュグループの一員で、抗体医薬に強みを持ち自己資本比率82%の大手製薬会社

3行でわかる中外製薬

  1. 2025年12月期の連結売上収益は1兆2,579億円(前期比7.5%増)、営業利益は5,988億円(同10.5%増)、当期利益は4,340億円(同12.1%増)。会社定義のCore営業利益は6,232億円だった(2025年12月期決算短信)。
  2. 製商品売上高1兆778億円のうち海外は6,054億円(前期比12.8%増)と国内を上回り、ロシュ向けのヘムライブラ、アクテムラの輸出が伸びた(決算短信)。
  3. 連結従業員数は7,872人、子会社は15社(2025年12月31日現在、有価証券報告書)。提出会社(単体)の平均年間給与は13,507,769円(約1,351万円)で、親会社はロシュ・ホールディング・リミテッド(議決権61.12%)。

IRかんたん要約 — 2025年12月期 決算の要約

2025年12月期
  • 連結売上収益1兆2,579億円(前期比7.5%増)、営業利益5,988億円(同10.5%増)、当期利益4,340億円(同12.1%増)。会社定義のCore営業利益は6,232億円(同12.1%増)(決算短信)
  • 製商品売上高1兆778億円のうち海外が6,054億円(前期比12.8%増)で、ロシュへのヘムライブラ、アクテムラの輸出が伸長。その他の売上収益(ロイヤルティ収入等)は1,801億円(決算短信)
  • 年間配当は272円(うち創業100周年記念配当150円、通常配当122円)。配当性向は103.1%
  • 2026年12月期の業績予想はCoreベースのみ開示し、売上収益1兆3,450億円、Core営業利益6,700億円、Core当期利益4,850億円。年間配当は132円を予想

出典: 中外製薬 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る中外製薬

連結売上収益1兆2,579億円2025年12月期
営業利益5,988億円2025年12月期
当期利益4,340億円2025年12月期
平均年収1,351万円2025年12月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢42.6歳2025年12月期(提出会社単体)
平均勤続年数15.4年2025年12月期(提出会社単体)
従業員数(連結)7,872人連結従業員数(2025年12月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

収益性と健全性(2025年12月期)
営業利益率47.6%
ROE22.1%
自己資本比率82.1%

バーの長さは100%に対する割合です。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2025年12月期)
有利子負債(連結財政状態計算書に社債・借入金の計上がなく、有利子負債は0(リース負債を除く))0億円
現金及び現金同等物4,266億円

有利子負債の算入範囲: 連結財政状態計算書に社債・借入金の計上がなく、有利子負債は0(リース負債を除く)。

実質無借金: 有利子負債が現金及び現金同等物を下回っています(このサイトの判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物)

総資産2兆4,686億円2025年12月期
自己資本2兆257億円2025年12月期
年間配当(1株当たり)272円2025年12月期
配当性向103.1%2025年12月期

業績予想 — 2026年12月期 通期予想(決算短信)

連結売上収益:実績と通期予想
実績(2025年12月期)1兆2,579億円
予想(2026年12月期)1兆3,450億円

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)1兆3,450億円2026年12月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)6,700億円2026年12月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)4,850億円2026年12月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価6,822円2026-10-30時点
時価総額11兆4,545億円2026-10-30時点
配当利回り1.93%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: 株探(kabutan.jp))。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1925

    中外新薬商会を創業(有価証券報告書・沿革)

  2. 1943

    中外製薬株式会社に変更(有価証券報告書・沿革)

  3. 1956

    株式を上場(有価証券報告書・沿革)

  4. 2002

    エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・リミテッドとの戦略的アライアンスに基づき中外製薬と日本ロシュが合併し、ロシュ・ホールディング・リミテッドが親会社となる(有価証券報告書・沿革)

  5. 2004

    一般用医薬品事業をライオン株式会社に譲渡(有価証券報告書・沿革)

  6. 2006

    医薬品等の製造に関する事業を、会社分割により子会社の中外製薬工業株式会社に承継(有価証券報告書・沿革)

  7. 2022

    中外ライフサイエンスパーク横浜を建設(有価証券報告書・沿革)

事業とシェア

医薬品事業(国内)

国内における医療用医薬品の販売(決算短信)。なお当社は医薬品事業の単一セグメントで、以下は決算短信が開示する製商品売上高の内訳

規模・シェアなど
2025年12月期 製商品売上高4,724億円(製商品売上高の43.8%、決算短信の数値から算出)

医薬品事業(海外)

ロシュグループ向けを中心とする自社品の輸出。ヘムライブラ、アクテムラ等が中心(決算短信)

規模・シェアなど
2025年12月期 製商品売上高6,054億円(製商品売上高の56.2%、決算短信の数値から算出)

その他の売上収益

ロイヤルティ収入等(決算短信)

規模・シェアなど
2025年12月期 その他の売上収益1,801億円(連結売上収益の14.3%、決算短信の数値から算出)

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

系列・グループ: ロシュグループ

有価証券報告書の関係会社の状況に、ロシュ・ホールディング・リミテッドが親会社(議決権に対する被所有割合61.12%)として記載されている

出典: 有価証券報告書(2025年12月期)関係会社の状況

子会社・関連会社(連結子会社など 15社)

  • 株式会社中外医科学研究所
  • 株式会社中外臨床研究センター
  • 中外製薬工業株式会社
  • 中外ファーマ・ユー・エス・エー・インコーポレーテッド
  • 中外ベンチャー・ファンド・エルエルシー

出典: 有価証券報告書(2025年12月期)関係会社の状況・事業の内容。主要な子会社のみ抜粋しています。

海外展開

2025年12月期の製商品売上高は海外6,054億円・国内4,724億円で、海外が56.2%を占める(決算短信から算出)。海外売上はロシュグループへの自社品輸出が中心で、その他の売上収益にはロイヤルティ収入等1,801億円を含む

出典: 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

今後の計画 — 成長戦略「TOP I 2030」

〜2030年
  • R&Dアウトプットの倍増
  • 自社グローバル品の毎年上市
  • 中期(3年)経営計画は廃止し、3〜5年後を目標とする中期マイルストンを設定・管理する方式を採用

出典: 有価証券報告書(2025年12月期)経営方針等。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。

特徴

  • 親会社はスイスのロシュ・ホールディング・リミテッドで、議決権の61.12%を所有する(有価証券報告書・関係会社の状況)
  • 自己資本比率82.1%、有利子負債ゼロ(リース負債除く)と財務の健全性が高い(2025年12月期決算短信)
  • 成長戦略「TOP I 2030」を掲げ、R&Dアウトプットの倍増と自社グローバル品の毎年上市を目標とする(有価証券報告書)
  • 2025年に創業100周年を迎え、1株当たり150円の記念配当を実施した(決算短信)

失敗と教訓

一般用医薬品事業からの撤退

2004年12月に一般用医薬品事業をライオン株式会社へ譲渡し、大衆薬事業から撤退した。あわせて永光化成株式会社の殺虫剤製造事業もライオンパッケージングへ譲渡した(有価証券報告書・沿革)。

読み方: ロシュとの戦略的アライアンス後は医療用医薬品へ経営資源を集中するポートフォリオ転換の一環となった。

出典: 中外製薬 有価証券報告書(2025年12月期)沿革 (2026/10/31確認)

ライバル企業 — 医薬品の掲載企業

同じ業界カテゴリ(医薬品)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業連結売上収益営業利益率ROE平均年収
中外製薬東証プライム1兆2,579億円47.6%22.1%1,351万円
アステラス製薬東証プライム2兆1,392億円17.9%17.4%1,132万円
第一三共東証プライム2兆1,230億円12.2%16.9%1,098万円
エーザイ東証プライム8,254億円5.3%4.4%1,123万円
大塚ホールディングス東証プライム2兆4,689億円19.4%12.6%1,000万円
武田薬品工業東証プライム4兆5,057億円0.1%-2.1%1,145万円

よくある質問

中外製薬の平均年収はいくらですか?

2025年12月期の有価証券報告書では、提出会社(単体)の平均年間給与は13,507,769円(約1,351万円)です。平均年齢42歳7カ月、平均勤続年数15年5カ月、単体従業員数5,104人と記載されています。

中外製薬の売上高と利益は?

2025年12月期の連結売上収益は1兆2,579億円(前期比7.5%増)、営業利益は5,988億円(同10.5%増)、当期利益は4,340億円です。会社定義のCore営業利益は6,232億円でした(決算短信)。

中外製薬の従業員数は何人ですか?

連結従業員数は7,872人です(2025年12月31日現在、有価証券報告書)。子会社は15社あります。

中外製薬のROE(自己資本利益率)は?

2025年12月期のROEは22.1%です(出典: 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(中外製薬公式サイト))。

中外製薬の自己資本比率は?

2025年12月期の自己資本比率は82.1%です(出典: 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(中外製薬公式サイト))。

中外製薬は実質無借金ですか?

2025年12月期の有利子負債は0億円、現金及び現金同等物は4,266億円で、有利子負債が現金を下回るため、このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にあたります(出典: 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(中外製薬公式サイト))。

出典・確認日(4件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。