三菱重工業の業績・歴史・IR要約
Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. ・ 証券コード 7011 ・ 確認日 2026/10/31
造船から始まり、発電・航空・防衛・宇宙まで手がける国内最大級の総合重工業メーカー
3行でわかる三菱重工業
- 1884年に長崎造船所として創業した総合重工業メーカーで、エナジー、プラント・インフラ、物流・冷熱・ドライブシステム、航空・防衛・宇宙の4セグメントを展開する。
- 2026年3月期の連結売上収益は4,974,168百万円、事業利益は432,218百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は332,129百万円だった(IFRS・決算短信)。
- 連結従業員数は78,793人(2026年3月末時点、有価証券報告書)。提出会社の平均年間給与は10,724,514円(約1,072万円)、平均年齢42.3歳、平均勤続年数18.5年。
IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約
2026年3月期- 売上収益は4,974,168百万円、事業利益は432,218百万円、税引前利益は474,694百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は332,129百万円。事業利益は同社が定義する指標(売上収益から売上原価・販売費及び一般管理費・その他の費用を差し引き、持分法投資損益とその他の収益を加えたもの)で、IFRSの営業利益には該当しないため metrics の operatingProfit は null とした。
- セグメント別ではエナジーの売上収益が2,053,956百万円・事業利益267,272百万円と最大で、航空・防衛・宇宙は売上収益1,392,898百万円・事業利益151,505百万円だった。
- 2027年3月期の業績予想は売上収益5,400,000百万円、事業利益540,000百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益380,000百万円。2026年3月期の年間配当は25円(中間12円+期末13円)で配当性向は25.3%。
- 三菱ロジスネクストの事業は当期より非継続事業に分類されている。
出典: 三菱重工業 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(2026年5月12日、JPX) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。
数字で見る三菱重工業
売上収益4兆9,742億円2026年3月期
当期利益3,321億円2026年3月期
平均年収1,072万円2026年3月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢42.3歳2026年3月期(提出会社単体)
平均勤続年数18.5年2026年3月期(提出会社単体)
従業員数(連結)78,793人連結従業員数(2026年3月期)
確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。
経営データ — 収益性・健全性・配当
収益性と健全性(2026年3月期)バーの長さは100%に対する割合です。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。
有利子負債と現金(2026年3月期)有利子負債(流動負債の「社債、借入金及びその他の金融負債」255,067百万円+非流動負債の同科目621,173百万円(その他の金融負債を含む科目名のまま合算、連結財政状態計算書))8,762億円 有利子負債の算入範囲: 流動負債の「社債、借入金及びその他の金融負債」255,067百万円+非流動負債の同科目621,173百万円(その他の金融負債を含む科目名のまま合算、連結財政状態計算書)。
実質無借金: 有利子負債が現金及び現金同等物を下回っています(このサイトの判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物)
総資産8兆2,697億円2026年3月期
自己資本3兆886億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)25円2026年3月期
配当性向25.3%2026年3月期
業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)
売上収益:実績と通期予想予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。
売上高(予想)5兆4,000億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)3,800億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。
株価・市場データ(参考値)
株価3,413円2026-10-30時点
PER30.2倍2026-10-30時点
時価総額11兆5,143億円2026-10-30時点
配当利回り0.85%2026-10-30時点
2026-10-30時点の参考値です(出典: 株予報Pro)。株価は日々変動します。
成り立ち — 年表
- 1884
岩崎彌太郎が工部省長崎造船局を借り受け、長崎造船所と命名して造船事業を開始(創立)
- 1917
三菱合資会社の造船部が独立し、三菱造船株式会社を設立(三菱広報委員会 会員会社年表)
- 1934
三菱造船が三菱航空機を合併し、社名を三菱重工業株式会社に変更
- 1950
過度経済力集中排除法により、東日本重工業・中日本重工業・西日本重工業の3社に分割
- 1964
- 1970
事業とシェア
エナジー
ガスタービン、原子力・火力発電プラント、風力発電システム、航空機用エンジン、コンプレッサ、舶用機械など(決算短信・セグメント情報)
- 規模・シェアなど
- 2026年3月期 外部売上収益2,053,956百万円、事業利益267,272百万円
プラント・インフラ
製鉄機械、商船、交通システム、化学プラント、環境設備など(決算短信・セグメント情報)
- 規模・シェアなど
- 2026年3月期 外部売上収益814,757百万円、事業利益84,106百万円
物流・冷熱・ドライブシステム
物流機器、空調・冷熱機器、ターボチャージャ、エンジンなど。三菱ロジスネクスト事業は当期より非継続事業に分類(決算短信・セグメント情報)
- 規模・シェアなど
- 2026年3月期 外部売上収益624,860百万円、事業利益33,066百万円
航空・防衛・宇宙
民間航空機、防衛航空機、艦艇、特殊車両、宇宙機器など(決算短信・セグメント情報)
- 規模・シェアなど
- 2026年3月期 外部売上収益1,392,898百万円、事業利益151,505百万円
市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。
グループ・子会社・海外展開
海外展開
2026年3月期の地域別売上収益は、日本2,352,063百万円(約47%)、アメリカ1,094,694百万円、アジア660,156百万円、欧州404,099百万円、中南米144,326百万円などで、海外比率は約53%(有価証券報告書の地域別情報に基づき算出)
出典: 三菱重工業 有価証券報告書(EDINET)地域別情報
今後の計画 — 2024事業計画
2024年度〜2026年度- 2026年度 売上収益5.7兆円以上
- 2026年度 事業利益4,500億円以上(事業利益率8%以上)
- ROE 12%以上
出典: 三菱重工業「2024事業計画」説明資料(公式サイト)。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。
特徴
- 売上収益の約53%が海外(2026年3月期の地域別売上収益:日本2,352,063百万円、アメリカ1,094,694百万円、アジア660,156百万円、欧州404,099百万円、中南米144,326百万円。有価証券報告書の地域別情報に基づく)
- 2024事業計画(2024〜2026年度)では、2026年度に売上収益5.7兆円以上・事業利益4,500億円以上・ROE12%以上を目標に掲げる
- 連結グループ会社数は246社(国内55社・海外191社、2026年3月31日現在、公式会社概要)
- 2026年3月期の受注高は7,653,600百万円規模(7兆6,536億円、決算短信)と売上収益を大きく上回る
失敗と教訓
国産ジェット旅客機SpaceJetの開発中止(2023年)
連結子会社の三菱航空機が開発していた国産リージョナルジェット「SpaceJet(旧MRJ)」について、2023年2月7日に開発活動の中止を発表した。初号機納入が6回延期されるなど開発が長期化し、型式証明の取得にさらに巨額の資金を要することなどから、開発再開に足る事業性を見いだせないと判断した(同社公式発表)。
読み方: 同社は反省点として、高度化した民間航空機の型式認証プロセスへの理解不足と、長期にわたる開発を継続して実施するリソースの不足を挙げた。培った知見は次期戦闘機など航空・防衛事業に活かすとしている。
出典: 三菱重工業 公式発表「当社SpaceJet開発活動の中止に関するお知らせ」(2023年2月7日) (2026/10/31確認)
企業トリビア
三菱のマーク「スリーダイヤ」は、岩崎家の家紋「三階菱」と土佐山内家の家紋「三ツ柏」を組み合わせたもので、明治43年(1910年)に現在の形になったと公式沿革ページで説明されている
2026年3月期の受注高は7兆6,536億円で、売上収益4兆9,741億円を大きく上回った(決算短信)
ライバル企業 — 機械・重工の掲載企業
同じ業界カテゴリ(機械・重工)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。
よくある質問
三菱重工業の平均年収はいくらですか?
有価証券報告書では、提出会社(単体)の平均年間給与は10,724,514円(約1,072万円)です。平均年齢42.3歳、平均勤続年数18.5年、単体従業員数23,373人と記載されています。
三菱重工業の売上と利益は?
2026年3月期の連結売上収益は4,974,168百万円、事業利益は432,218百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は332,129百万円です(IFRS)。同社はIFRSの営業利益ではなく、会社定義の「事業利益」を利益指標としています(決算短信)。
三菱重工業のROE(自己資本利益率)は?
2026年3月期のROEは12.2%です(出典: 三菱重工業 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(JPX))。
三菱重工業の自己資本比率は?
2026年3月期の自己資本比率は37.3%です(出典: 三菱重工業 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(JPX))。
三菱重工業は実質無借金ですか?
2026年3月期の有利子負債は8,762億円、現金及び現金同等物は1兆3,349億円で、有利子負債が現金を下回るため、このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にあたります(出典: 三菱重工業 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(JPX))。
出典・確認日(8件)
このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。