化学東証プライム証券コード 4188

三菱ケミカルグループの業績・歴史・IR要約

Mitsubishi Chemical Group Corporation ・ 証券コード 4188 ・ 確認日 2026/10/31

三菱ケミカルと日本酸素ホールディングスを中核とする国内最大級の総合化学グループ

3行でわかる三菱ケミカルグループ

  1. 2005年に三菱化学と三菱ウェルファーマの株式移転により設立された持株会社。傘下に総合化学の三菱ケミカルと産業ガスの日本酸素ホールディングスを持ち、2022年に現社名へ変更した。
  2. 2026年3月期の連結売上収益は3,703,988百万円、コア営業利益は225,002百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は11,829百万円だった(IFRS・決算短信)。田辺三菱製薬の譲渡で医薬事業は非継続事業となり、構造改革に伴う非経常損失が利益を押し下げた。
  3. 連結従業員数は56,678人(2026年3月末時点、有価証券報告書)。純粋持株会社である提出会社の従業員は27人で、平均年間給与は11,889千円(約1,189万円)と開示されている。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 売上収益は3,703,988百万円、コア営業利益は225,002百万円、IFRS基準の営業利益は30,078百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は11,829百万円だった。コア営業利益は、営業利益から非経常項目(構造改革費用等)を除いた同社の会社定義指標。
  • 2025年7月1日に田辺三菱製薬を譲渡し、医薬事業は非継続事業となった。炭素事業からの撤退や特別退職等の構造改革に伴う非経常損失の計上が、営業利益・当期利益を大きく押し下げた。
  • セグメント別では産業ガスのコア営業利益が2,007億円と大半を占め、ケミカルズ事業全体では243億円だった。仕向先ベースの海外売上収益比率は56.1%。
  • 2027年3月期の業績予想は売上収益3,800,000百万円、コア営業利益305,000百万円、営業利益300,000百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益127,000百万円。2026年3月期の年間配当は32円(中間16円+期末16円)で、減益のため配当性向は370.8%と開示されている。

出典: 三菱ケミカルグループ 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(2026年5月13日、JPX)および2026年3月期決算説明資料 (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る三菱ケミカルグループ

売上収益3兆7,040億円2026年3月期
営業利益301億円2026年3月期
当期利益118億円2026年3月期
平均年収1,189万円2026年3月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢50.2歳2026年3月期(提出会社単体)
平均勤続年数24.3年2026年3月期(提出会社単体)
従業員数(連結)56,678人連結従業員数(2026年3月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

収益性と健全性(2026年3月期)
営業利益率0.8%
ROE0.7%
自己資本比率30%

バーの長さは100%に対する割合です。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2026年3月期)
有利子負債(社債及び借入金の流動負債387,064百万円+非流動負債1,503,457百万円の合計(連結財政状態計算書))1兆8,905億円
現金及び現金同等物5,271億円

有利子負債の算入範囲: 社債及び借入金の流動負債387,064百万円+非流動負債1,503,457百万円の合計(連結財政状態計算書)。

有利子負債が現金及び現金同等物を上回っています(判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物 の場合は実質無借金と表示)

総資産5兆8,766億円2026年3月期
自己資本1兆7,617億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)32円2026年3月期
配当性向370.8%2026年3月期

業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)

売上収益:実績と通期予想
実績(2026年3月期)3兆7,040億円
予想(2027年3月期)3兆8,000億円

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)3兆8,000億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)3,000億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)1,270億円2027年3月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価1,170円2026-10-30時点
PER12.5倍2026-10-30時点
時価総額1兆6,865億円2026-10-30時点
配当利回り2.74%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: 株予報Pro)。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1994

    三菱化成と三菱油化が合併し、三菱化学が発足(前史)

  2. 2005

    三菱化学と三菱ウェルファーマが株式移転により、三菱ケミカルホールディングスを設立

  3. 2012

    本社を東京・丸の内のパレスビルへ移転

  4. 2017

    三菱化学・三菱樹脂・三菱レイヨンが統合し、三菱ケミカル株式会社が発足

  5. 2020

    大陽日酸が日本酸素ホールディングスへ商号変更

  6. 2022

    三菱ケミカルホールディングスから三菱ケミカルグループ株式会社へ商号変更

事業とシェア

スペシャリティマテリアルズ

高機能フィルム、樹脂、複合材料、半導体・電池関連材料など(決算短信・決算説明資料)

規模・シェアなど
2026年3月期 外部売上収益1,059,646百万円、コア営業利益323億円

MMA&デリバティブズ

MMA(メタクリル酸メチル)とその誘導品(決算短信・決算説明資料)

規模・シェアなど
2026年3月期 外部売上収益351,931百万円、コア営業利益△15億円

ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ

ポリオレフィン等の基礎化学品、炭素製品など(決算短信・決算説明資料)

規模・シェアなど
2026年3月期 外部売上収益790,684百万円、コア営業利益△42億円

産業ガス

酸素・窒素・アルゴン等の産業ガス(日本酸素ホールディングス、決算短信・決算説明資料)

規模・シェアなど
2026年3月期 外部売上収益1,352,498百万円、コア営業利益2,007億円

その他

物流、エンジニアリング、不動産など(決算短信・セグメント情報)

規模・シェアなど
2026年3月期 外部売上収益149,229百万円

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

系列・グループ: 三菱グループ

三菱グループの広報組織である三菱広報委員会の会員会社(同委員会の会員会社一覧・2026年4月現在に掲載)

出典: 三菱広報委員会(三菱グループ公式サイト mitsubishi.com)

子会社・関連会社(連結子会社など 350社)

  • 三菱ケミカル株式会社
  • 日本酸素ホールディングス株式会社

出典: 三菱ケミカルグループ 有価証券報告書(第21期)(子会社350社・関連会社等139社)/公式グループ会社一覧。主要な子会社のみ抜粋しています。

海外展開

2026年3月期の仕向先ベースの海外売上収益は2兆763億円で、海外売上収益比率は56.1%。所在地ベースでは国内1兆9,246億円・海外1兆7,794億円(決算説明資料)

出典: 三菱ケミカルグループ 2026年3月期 決算説明資料

今後の計画 — 新中期経営計画2029

2025年度〜2029年度
  • 2029年度 売上収益4兆5,060億円(田辺三菱製薬譲渡後ベース)
  • 2029年度 コア営業利益4,600億円(同ベース)
  • 配当性向35%を目安とする株主還元方針

出典: 三菱ケミカルグループ 2026年3月期決算説明資料(JPX)/経営方針説明会資料(2024年11月13日)。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。

特徴

  • 産業ガス(日本酸素ホールディングス)がコア営業利益2,007億円と、グループ利益の大半を稼ぐ構成(2026年3月期)
  • 2025年7月に田辺三菱製薬を譲渡して医薬事業から撤退し、化学への事業集中を進めている
  • 新中期経営計画2029では、田辺三菱製薬譲渡後ベースで2029年度に売上収益4兆5,060億円・コア営業利益4,600億円を目標とする(2026年3月期決算説明資料)
  • 純粋持株会社の従業員は27人で、中核の三菱ケミカルは従業員15,002人・平均年間給与8,846千円(有価証券報告書)

企業トリビア

純粋持株会社である三菱ケミカルグループ株式会社自体の従業員は27人(平均年齢50.2歳、平均勤続年数24.3年)で、連結従業員56,678人との対比が際立つ

社名は2022年7月1日に「三菱ケミカルホールディングス」から「三菱ケミカルグループ」へ変更された

ライバル企業 — 化学の掲載企業

同じ業界カテゴリ(化学)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上収益営業利益率ROE平均年収
三菱ケミカルグループ東証プライム3兆7,040億円0.8%0.7%1,189万円
信越化学工業東証プライム2兆5,740億円24.7%10.4%899万円
旭化成東証プライム3兆745億円7.5%8%848万円
富士フイルムホールディングス東証プライム3兆3,570億円10.4%7.7%1,086万円

よくある質問

三菱ケミカルグループの平均年収はいくらですか?

有価証券報告書では、提出会社(純粋持株会社、従業員27人)の平均年間給与は11,889千円(約1,189万円)です。中核事業会社の三菱ケミカル株式会社は8,846千円(約885万円)、従業員15,002人、平均年齢45.0歳と開示されています。

三菱ケミカルグループの主力事業は?

売上収益では産業ガス(1兆3,525億円)とスペシャリティマテリアルズ(1兆596億円)が大きく、コア営業利益では産業ガスの2,007億円が大半を占めます(2026年3月期、決算短信・決算説明資料)。

三菱ケミカルグループのROE(自己資本利益率)は?

2026年3月期のROEは0.7%です(出典: 三菱ケミカルグループ 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(JPX))。

三菱ケミカルグループの自己資本比率は?

2026年3月期の自己資本比率は30%です(出典: 三菱ケミカルグループ 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(JPX))。

三菱ケミカルグループは実質無借金ですか?

2026年3月期の有利子負債は1兆8,905億円、現金及び現金同等物は5,271億円です。このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にはあたりません(出典: 三菱ケミカルグループ 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(JPX))。

出典・確認日(7件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。