食品東証プライム証券コード 2502

アサヒグループホールディングスの業績・歴史・IR要約

Asahi Group Holdings, Ltd. ・ 証券コード 2502 ・ 確認日 2026/10/31

酒類・飲料・食品を世界展開するアサヒグループの純粋持株会社(創業1889年)

3行でわかるアサヒグループホールディングス

  1. 2025年12月期の連結売上収益は2兆8,946億76百万円(2,894,676百万円、前期比1.5%減)、会社定義の事業利益は2,629億97百万円、営業利益は1,858億70百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,215億74百万円だった(2025年12月期決算短信〔IFRS〕)。
  2. 2025年9月29日に発生したサイバー攻撃で日本の受注・出荷システムが停止し、第4四半期は大幅な減収・減益となった。決算発表も延期された(決算短信)。
  3. 連結従業員数は28,560人。提出会社(単体)の平均年間給与は13,351,606円(約1,335.2万円)、平均年齢44.9歳、平均勤続年数13.6年(2025年12月期有価証券報告書)。単体従業員数は328人と、持株会社のため少人数である。

IRかんたん要約 — 2025年12月期 決算の要約

2025年12月期
  • 連結売上収益は2,894,676百万円(前期比1.5%減)。会社定義の事業利益は262,997百万円、営業利益は185,870百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は121,574百万円だった。
  • 2025年12月期から報告セグメントは日本・東アジア、欧州、アジアパシフィックの3地域区分に変更された。事業利益は日本・東アジア111,623百万円、欧州113,081百万円、アジアパシフィック107,450百万円(セグメント売上収益は内部取引を含む合計ベース)。
  • 年間配当金は1株当たり52円で配当性向は64.0%。親会社所有者帰属持分比率は49.8%、親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE)は4.3%だった。
  • 2026年12月期の業績予想は、売上収益3,220,000百万円、営業利益297,000百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益194,000百万円(事業利益の予想は291,000百万円)。

出典: 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(2026年7月8日。サイバー攻撃に伴う決算発表の延期を経て開示) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見るアサヒグループホールディングス

連結売上収益2兆8,947億円2025年12月期
営業利益1,859億円2025年12月期
当期利益1,216億円2025年12月期
平均年収1,335.2万円2025年12月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢44.9歳2025年12月期(提出会社単体)
平均勤続年数13.6年2025年12月期(提出会社単体)
従業員数(連結)28,560人連結従業員数(2025年12月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

収益性と健全性(2025年12月期)
営業利益率6.4%
ROE4.3%
自己資本比率49.8%

バーの長さは100%に対する割合です。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2025年12月期)
有利子負債(連結財政状態計算書の社債及び借入金(流動838,787百万円+非流動805,390百万円)の合計(リース負債を含まない))1兆6,442億円
現金及び現金同等物1,564億円

有利子負債の算入範囲: 連結財政状態計算書の社債及び借入金(流動838,787百万円+非流動805,390百万円)の合計(リース負債を含まない)。

有利子負債が現金及び現金同等物を上回っています(判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物 の場合は実質無借金と表示)

総資産6兆284億円2025年12月期
自己資本3兆31億円2025年12月期
年間配当(1株当たり)52円2025年12月期
配当性向64%2025年12月期

業績予想 — 2026年12月期 通期予想(決算短信)

連結売上収益:実績と通期予想
実績(2025年12月期)2兆8,947億円
予想(2026年12月期)3兆2,200億円

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)3兆2,200億円2026年12月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)2,970億円2026年12月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)1,940億円2026年12月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価1,650.5円2026-10-30時点
PER12.4倍2026-10-30時点
時価総額2兆5,104億円2026-10-30時点
配当利回り3.45%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: 株探(kabutan.jp))。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1889

    大阪麦酒として創業(公式会社概要)

  2. 1949

    朝日麦酒株式会社を発足し、東京証券取引所に上場(有価証券報告書・沿革)

  3. 1989

    アサヒビール株式会社に商号変更(有価証券報告書・沿革)

  4. 2011

    純粋持株会社制に移行し、アサヒグループホールディングス株式会社に商号変更(有価証券報告書・沿革)

  5. 2012

    カルピス株式会社の株式を取得(有価証券報告書・沿革)

  6. 2016

    旧SABMiller plcのイタリア、オランダ、英国事業その他関連資産を取得(有価証券報告書・沿革)

  7. 2017

    旧SABMiller plcの中東欧事業その他関連資産を取得(有価証券報告書・沿革)

  8. 2020

    豪州のCUB Australia Holding Pty Ltd他54社の株式を取得(有価証券報告書・沿革)

事業とシェア

日本・東アジア事業

アサヒビール株式会社、アサヒ飲料株式会社、アサヒグループ食品株式会社、ニッカウヰスキー株式会社等による日本・東アジア地域の酒類・飲料・食品事業。

規模・シェアなど
2025年12月期 セグメント売上収益1,327,191百万円(内部取引を含む)、事業利益111,623百万円、営業利益62,584百万円(決算短信)

欧州事業

旧SABMiller plcから取得したイタリア・オランダ・英国・中東欧のビール事業等を中心とする欧州事業。

規模・シェアなど
2025年12月期 セグメント売上収益768,192百万円(内部取引を含む)、事業利益113,081百万円、営業利益79,386百万円(決算短信)

アジアパシフィック事業

豪州のCUB事業等を中心とするアジアパシフィック地域の酒類・飲料事業。

規模・シェアなど
2025年12月期 セグメント売上収益783,196百万円(内部取引を含む)、事業利益107,450百万円、営業利益63,214百万円(決算短信)

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

子会社・関連会社(連結子会社など 196社)

  • アサヒビール株式会社
  • アサヒ飲料株式会社
  • アサヒグループ食品株式会社
  • ニッカウヰスキー株式会社
  • エノテカ株式会社
  • CUB Australia Holding Pty Ltd

出典: 有価証券報告書(EDINET)「事業の内容・沿革」(連結子会社196社・関連会社33社)。主要な子会社のみ抜粋しています。

海外展開

2025年12月期から地域別セグメントを開示しており、セグメント売上収益(内部取引を含む)は欧州768,192百万円、アジアパシフィック783,196百万円。欧州は旧SABMillerから取得した事業、アジアパシフィックは豪州CUB事業等が中心である(決算短信)。

出典: 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

特徴

  • 2025年12月期から報告セグメントを日本・東アジア、欧州、アジアパシフィックの3地域区分に変更した(決算短信)。
  • 会社定義の「事業利益」(2025年12月期262,997百万円)は売上収益から売上原価と販売費及び一般管理費を控除した指標で、IFRSの営業利益(185,870百万円)とは異なる(決算短信)。
  • 2020年6月に豪州のCUB Australia Holding Pty Ltd他54社の株式を取得し、アジアパシフィック事業の基盤を拡大した(有価証券報告書・沿革)。
  • 2024年10月に普通株式1株につき3株の株式分割を実施した(有価証券報告書・沿革)。

失敗と教訓

2025年9月29日に発生したサイバー攻撃により、日本における受注・出荷などのシステムが停止し、商品供給が制約を受けたことから、第4四半期は大幅な減収・減益となった。決算発表も延期され、同社は決算短信の冒頭で「株主の皆さまをはじめ、関係各位に多大なるご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。なお、本システム障害の影響は日本で管理しているシステムに限られ、欧州及びアジアパシフィックの業績への影響はなかったとしている。

読み方: 国内基幹システムへのサイバー攻撃が受注・出荷の停止を通じて四半期業績と決算開示の双方に直結した事例であり、大手メーカーでもシステム防御と事業継続計画が業績リスクになりうることを示した。

出典: アサヒグループホールディングス 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(2026年7月8日) (2026/10/31確認)

企業トリビア

本社のある東京都墨田区吾妻橋は、1949年の朝日麦酒発足時に開設された吾妻橋工場(1985年廃止)の所在地である(有価証券報告書・沿革)。

ニッカウヰスキー株式会社への資本参加は1954年で、70年以上にわたる関係が続いている(有価証券報告書・沿革)。

ライバル企業 — 食品の掲載企業

同じ業界カテゴリ(食品)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業連結売上収益営業利益率ROE平均年収
アサヒグループホールディングス東証プライム2兆8,947億円6.4%4.3%1,335.2万円
味の素東証プライム1兆5,837億円—17.7%—
キリンホールディングス東証プライム2兆4,334億円8.6%12%998.6万円
明治ホールディングス東証プライム1兆1,737億円7.9%4.6%938万円
日清食品ホールディングス東証プライム7,881億円7.9%9.1%842.5万円

よくある質問

アサヒグループホールディングスの売上と利益はいくらですか?

2025年12月期の連結売上収益は2,894,676百万円(前期比1.5%減)、営業利益は185,870百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は121,574百万円です。サイバー攻撃による日本のシステム停止が第4四半期の減収・減益要因となりました(2025年12月期決算短信〔IFRS〕)。

アサヒグループホールディングスの平均年収はいくらですか?

2025年12月期の有価証券報告書では、提出会社(単体)の平均年間給与は13,351,606円(約1,335.2万円)です。平均年齢44.9歳、平均勤続年数13.6年、単体従業員数328人、連結従業員数28,560人と記載されています。単体は純粋持株会社のため少人数で、事業会社の給与水準とは異なります。

アサヒグループホールディングスのROE(自己資本利益率)は?

2025年12月期のROEは4.3%です(出典: 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(2026年7月8日、公式IR))。

アサヒグループホールディングスの自己資本比率は?

2025年12月期の自己資本比率は49.8%です(出典: 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(2026年7月8日、公式IR))。

アサヒグループホールディングスは実質無借金ですか?

2025年12月期の有利子負債は1兆6,442億円、現金及び現金同等物は1,564億円です。このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にはあたりません(出典: 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(2026年7月8日、公式IR))。

出典・確認日(4件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。